一昨日は、息子の1年生最後の授業参観でした。
「わたしたちの頑張ったこと」を発表してくれました。
昔遊びの披露、歌の披露、詩の朗読の披露、習い事の披露など、盛沢山。
息子は、縄跳びの片足跳び、あや跳び、交差跳び、二重跳びを連続で披露。
1ヵ月前までは全然出来なかったのに、いつの間にか上手に出来るようになりました。
そして、教室には、「生きているということ」について貼ってありました。
担任の先生が詩人の谷川俊太郎さんが好きで、その中の作品の1つです。
【生きているということ】
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木(こ)もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
人それぞれ、「生きているということ」について感じ方は違うのですが、
息子が感じた「生きているということ」は、これでした。
★ 生きているということ
いま生きているということ
【○○ちゃんと○○ちゃん(転校しちゃうお友達の名前)と、はなれること】
【赤ちゃんがおなかでげんきにうごくこと】
他にも、お友達で
★ 生きているということ
いま生きているということ
【○○ちゃん(赤ちゃんの妹の名前)が、うんちをもらすということ】
【パパのたおるがあせのにおいのこと】
★ 生きているということ
いま生きているということ
【おかあさんといっしょにねるということ】
【おかあさんにおこられてはらがたつこと】
★ 生きているということ
いま生きているということ
【ランドセルがおもたいときもあること】
色々な感じ方があり、読んでいて「なるほど」と思うことばかり。
やはり、子どもは格好をつけるわけでもなく、感じたことを素直に表現している。
担任の先生が、「1年生だと自分の身近な親、兄弟、友達から
「生きているとうこと」を感じ、成長するにつれて身近な人から
より広い世界へと感じ方が変わっていくようです」と言ってました。
息子が小学校6年生になった頃、また問いかけてみたいな。
どんな答えが返ってくるのだろう??
muneoka mariko